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大学等との産業連携
産学連携とは
産学連携とは、産業と学業が連携して行う技術や商品の研究開発のことを言います。 アメリカでは、政府から資金提供を受けた発明の特許取得は大学が行い、その特許によって得られた利益は今後の研究開発に利用すると定めた法律があります。それによって産学連携が活発になり、技術移転が盛んに行われています。
近年、日本でも法の整備が進み、産学連携が活性化しています。 産学連携は、新技術などの開発に大きなメリットを与え、学生がより実践的な研究開発を行うための教育効果もあります。旧来ありがちだった閉鎖的な教育環境を是正するなどの視点からも、今後より一層増加する取り組みだと考えられています。
平成10年8月に大学等技術移転促進法が施工されました。それにより、大学の共同研究センターやリエゾンオフィス、産業支援プラザの産学官交流サロンなどが産学官連携窓口を設けて、連携に積極的に取り組む機関が増加しています。これまで産学官連携とは縁がなかったというような企業にとっても、活用しやすくなっています。
産学連携のメリット
- 技術や経営課題に関して、専門家から適切なアドバイスが受けられます。
- 技術・商品・経営戦略など、新しい発想や改善が期待できます。
- 大規模な資金や設備が必要となる開発や研究への取り組みが可能になります。
- 研究能力や経営能力の向上、優秀な人材育成に繋がります。
- 専門分野の研究者や技術者との人脈構築ができます。
産学連携に取り組むには
「大学と連携する方法がわからない」という声をお聞きすることがあります。 近年では、ほとんどの大学に産学連携に関する担当部署が設置されていますので、まずは、その部署に相談して、対応可能な研究者を紹介してもらいます。 この段階での相談では、課題が明確になっているか、妥当な目標設定が出来ているかなどの点を検証しながら、アドバイスを受ける研究者の情報を得ておくと良いでしょう。また、全般的な制度説明、経費についての確認なども、この時点で行っておく必要があります。 研究者との面談は、この次の段階となります。
産学連携で大切なのは、企業側に明確に目標設定があるかという点です。 大学と連携できれば大丈夫、大学に全てを任せられると考える方もいらっしゃいますが、明確な目標設定がなければ、大学は何を研究し開発したら良いかを判断できません。また、産学連携によって生み出された技術や発明品を市場に展開するのは企業ですから、企業側が現状をしっかり認識できているか、目標をどこに設定しているかが非常に重要となります。
大学とのマッチングを支援します
弊社では、産学連携のバックアップを積極的に行っています。 公益財団法人『新産業創造研究機構(NIRO)』の依託職員として、企業と大学のマッチングも行っておりますので、産学連携についてのご質問やご相談などは、弊社までお問合せください。